グラバー別邸跡貿易商トーマス・ブレーク・グラバーは高島炭鉱開発のため慶応4年(1868)、この地に洋風の邸宅を築いて明治6年(1873)まで居住しました。その後、三菱高島砿業所の迎賓館として使用されていましたが、昭和23年(1948)頃、老朽化のため取り壊されました。現在は、建物の基礎石や井戸跡などを見ることができます。
トーマス・ブレーク・グラバーとは スコットランド出身の貿易商。武器商人として幕末の日本で活躍しました。日本で商業鉄道が開始されるよりも前に蒸気機関車の試走を行い、長崎に洋式ドックを建設し造船の街としての礎を築くなど日本の近代化に大きな役割を果たしました。
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